指揮があのクルレンツィス!オールスター・キャストがおくる驚愕のショスタコーヴィチ。
メルニコフがショスタコーヴィチの協奏曲に挑戦。指揮があのクルレンツィスというのも大注目です!こだわり派のメルニコフはショスタコーヴィチの自作自演盤を研究し、独奏・オーケストラともにテンポ、フレージング、表現等々激似なまでの影響を受けています。とは言ってもメルニコフらしさやクルレンツィスらしさは横溢し、新鮮さも欠けていません。ヴァイオリン・ソナタは、何とイザベル・ファウストとの共演。ふたりは、オイストラフがショスタコーヴィチのピアノで1968年にプライヴェート録音した音源を聴き、目から鱗が落ちたとのこと。確かに背筋の凍るような緊張感と不思議な美しさは自作自演にソックリですが、セッション録音ゆえ、その凄さは倍増され、ちょっと人間業とは思えません。
1.ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 作品35
2.ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品102
3.ヴァイオリン・ソナタ 作品134
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
テオドール・クルレンツィス(指揮)(1、2)
マーラー・チェンバー・オーケストラ(1、2)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)(3)
イェルン・ベルヴァルツ(トランペット)(1)
録音:2010年11-12月ラートハウス・プルンクザール、ランツフート(1、2)、2011年3月テルデックス・スタジオ、ベルリン(3)
原盤:HMF Ⓟ2012
国内発売旧CD:KKC.5223(HMC.902104) レコ芸特選