国内盤初登場。2015年来日公演の記憶も新しい、ハイティンク&ロンドン響の定番曲。
ハイティンクはブラームスの交響曲第1番をこれまでに3回録音しています。1972年にコンセルトヘボウ管と、1994年にボストン交響楽団と、そして今回の、2003年にロンドン響と。ACO盤、BSO盤も名盤として知られていましたが、今回のLSO盤は格別です。曲の開始冒頭から重厚な響きを堪能できます。新しく録音もよいので、低音部もしっかり聴こえます。骨格はガッチリ、中庸のテンポと上質な音楽の流れで突き進み、フィナーレはヒートアップして終わるという正攻法のアプローチ。2015年の来日公演でも披露された感動が思い起こされます。
交響曲 第1番 ハ短調 作品61
悲劇的序曲 作品81
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
ロンドン交響楽団
録音:2003年5月22、23日バービカンホール、ロンドン(ライヴ)
原盤:LSO Live Ⓟ2004
国内未発売CD:輸入盤(LSO.0045)