名門の伝統に裏打ちされた、あふれる活力と豊麗な響きをもつブルックナー!
コンセルトヘボウ管によるブルックナー演奏といえば、第3代首席指揮者のベイヌム以来、ヨッフム、ハイティンクと、脈々と受け継がれてきた伝統はよく知られるところであり、ヤンソンスも2012年の第6番と第7番において、その磨き抜かれた美しさをひときわ印象づけておりました。この第9番も、名門に培われたゆたかな流れを汲みつつ、ヤンソンスが取り組んできたRCOとのたしかな成果をあらためて感じさせるもの。またこれは、RCOの芳醇な音色がホールの柔らかく豊かな響きで堪能できる優秀録音でもあります。
交響曲 第9番 ニ短調
マリス・ヤンソンス(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:2014年3月コンセルトヘボウ、アムステルダム
(ライヴ)
原盤:RCO LIVE Ⓟ 2016
国内発売旧CD:KKC.5678(RCO.16001)(SACD Hybrid) レコ芸準特選