ハイティンク、円熟の極致!
ロイヤル・コンセルトへボウ管と桂冠指揮者ハイティンク。演目はブルックナーの交響曲第8番で2005年に行われた演奏会のライヴ録音。ハイティンクにとってブルックナーの第8番は5度目の録音となり、コンセルトヘボウ管とは1969年、1981年以来3度目の初のライヴ収録となります。ただならぬ風格に圧倒される第1楽章。金管の咆哮が峻烈な響きを発するスケルツォ。悠久の時を感じさせるアダージョはやはり絶品で、壮大に締めくくられるフィナーレに至ってはいつまでも忘れがたい印象を残します。現場の雰囲気、会場の空気感までとりこんだ録音も見事です。
公響曲 第8番 ハ短調 作品108
(ハース版)
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:2005年2月18、20日コンセルトヘボウ、アムステルダム(ライヴ)
原盤:RCO LIVE Ⓟ2005
国内発売旧CD:KKC.5309(RCO.05003)(SACD Hybrid) レコ芸月評未対象