ゲルギエフの新境地を示すチャイコフスキー!
LSO(ロンドン響)首席指揮者(2015年まで)とマリインスキー劇場芸術総監督のポストを兼任、現代のカリスマとして旺盛な活動を展開するゲルギエフ。ここはLSOの起用が大当たり。民謡からの引用が全篇を彩り、メロディの美しさが際立つ、チャイコフスキーの初期交響曲。エネルギッシュで劇的な表現を得意とするゲルギエフに触発されて、地力と経験あるLSOのテンションの高さが際立つ内容は、陶酔と惑溺へと誘う美観を湛えつつ、情感にあふれ、たいへん密度の濃い熱血の音楽となっています。
1.交響曲 第1番 ト短調 作品13
「冬の日の幻想」
2.交響曲 第2番 ハ短調 作品17
「小ロシア」
3.交響曲 第3番 ニ長調 作品29
「ポーランド」
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロンドン交響楽団
録音:2011年1月バービカンホール(1)、2011年3月バービカンホール(2)、2011年5月トーンハレ、チューリヒ(3)(いずれもライヴ)
原盤:LSO Live Ⓟ2012
国内発売旧CD:KKC.5271/2(LSO.0710)(SACD Hybrid) レコ芸特選