170年を経て音になった17歳ワーグナーの夢。演奏不可能と言われていたワーグナー編「第九」を小川典子&BCJが世界初録音!
交響曲第9番 作品125《合唱付き》(ピアノ独奏版)
小川典子(ピアノ)
【第4楽章】鈴木雅明(指揮)、バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱)、緋田芳江(ソプラノ)、穴澤ゆう子(アルト)、桜田亮(テノール)、浦野智行(バス)
録音:1998年5月 響の森・桶川市民ホール DDD
原盤:BIS Ⓟ1998
国内発売旧CD:KKCC-2277(BIS 950)
ベートーヴェンの「第九」を、小川典子がワーグナー編曲のピアノ版で演奏し、鈴木雅明が指揮、BCJがコーラスを担当したという話題盤、ベストセラー盤です。
当時としては破格の前衛音楽であった「第九」に魅了された17歳のワーグナーは図書館に日参してピアノ用に編曲、声楽パートだけはそのまま残した「第九(ワーグナー編)」を完成。
しかし、リスト編曲版とは違い、ほとんど演奏不可能なものでした。この困難な試練に立ち向かった小川典子は、ダイナミックなピアノ表現と超人的テクニックで難所をクリア!
BCJは少人数による清楚な合唱で、この名曲に新たな光を投げかけることに成功しています。歌詞対訳つき。