<クナッパーツブッシュ没後50年企画>【超絶の至芸!クナッパーツブッシュの遺産】
◆ハンス・クナッパーツブッシュ(1888.3.12 – 1965.10.25)はドイツの指揮者。
その怪物的・巨大な指揮ぶりは、日本でのブームの火付け役・宇野功芳氏の評論と相まって、人気を爆発させ、わが国に多大なファン層を作ってきました。
今年没後50年を記念して、キングでこれまで数多く発売してきたCDの中から垂涎の名演4タイトルを復活!
最新デジタル・リマスタリング技術により音質を改善し、UHQCD(全く新しい製造方法による高品質CD)として製造するという待望の注目盤です。
○録音:(1)1962年2月17日 ウィーン,ムジークフェラインザール(ライヴ)
(2)1959年11月19日 ベルリン(ライヴ)
<モノラル>
●クナの《英雄》では以下の4種類(いずれもライヴ録音)が知られています-①1943年ベルリンpo. ②1951年ブレーメン国立po. ③1953年ミュンヘンpo. ④1962年ウィーンpo. 今回のCDは④、クナ最後の、最晩年の演奏です。キングが1980年に発売したLPから今回初CD化になるものです。LPは当時カナダ・キャヴィアレコードから入手したテープをもとにキングでノイズ等の音質補正を行ない、世界初出盤として発売しました。全4楽章ともテンポの遅いクナの演奏がここでは一段と遅くなっており、ウィーン・フィルと曲を愛しみつつ、噛んで含めるような、重量級の表現になっています。
余白には1959年ベルリンでのライヴ音源から《トリスタンとイゾルデ》前奏曲と愛の死を収録。セッション録音には見られない、オケと一体となった白熱の盛り上がり!ワーグナー指揮者クナの本領発揮というにふさわしい超絶的名演です。2曲ともメジャー系レーベルでは発売されておらず貴重です。
≪曲目≫
1. ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55《英雄》
2. ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》―前奏曲と愛の死(管弦楽版)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、シュターツカペレ・ベルリン(2)