<クナッパーツブッシュ没後50年企画>【超絶の至芸!クナッパーツブッシュの遺産】
◆ハンス・クナッパーツブッシュ(1888.3.12 – 1965.10.25)はドイツの指揮者。
その怪物的・巨大な指揮ぶりは、日本でのブームの火付け役・宇野功芳氏の評論と相まって、人気を爆発させ、わが国に多大なファン層を作ってきました。
今年没後50年を記念して、キングでこれまで数多く発売してきたCDの中から垂涎の名演4タイトルを復活!最新デジタル・リマスタリング技術により音質を改善し、UHQCD(全く新しい製造方法による高品質CD)として製造するという待望の注目盤です。
○録音:1963年5月10日 ケルン(ライヴ)
<モノラル>
●ジョン・カルショウによると、クナが最も愛好したブルックナーの交響曲は7番だそうですが、録音は2種類(①1949年ウィーンpo.②1963年ケルン放送so.)しか確認されていません。キングでは95年に②の音源をCD化しました。(音源元は前述のイタリア・アフェット)。
クナ最高の愛好曲ブルックナー7番が最晩年のライヴでよみがえります。最初の二つの楽章は優美な表現で晩年の心境をみせますが、スケルツォは持ち前のスローテンポでロマンたっぷりに演出、フォルティッシモの爆発の凄さはさすがなものがあります。楽譜は1885年に出版されたいわゆる「初版」(改訂版)によっていますが、この曲の場合は改訂版とは言っても原典版に限りなく近いので違和感は与えません。
≪曲目≫
ブルックナー:
交響曲第7番 ホ長調(1885年出版譜)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ケルン放送交響楽団