泉谷閑示
1962年秋田県生まれ。精神科医、思想家、作曲家。東北大学医学部卒業。現在、泉谷クリニック(東京・広尾)院長。
東京医科歯科大学医学部附属病院、(財)神経研究所附属晴和病院等に勤務したのち渡仏、パリ・エコールノルマル音楽院に留学。同時にパリ日本人学校の教育相談員を務めた。
幼少期より母の手ほどきでピアノを始め、中学時代から作曲を始める。大学時代には木村政巳氏に師事し、作曲法・和声学・対位法・管弦楽法・楽曲分析法を学ぶ。また一方ではJazz/Fusion のバンドを結成しライブ活動も活発に行った。
1988年には総合芸術イベント《Art’ 88》において音楽監督を務め、自作の管弦楽曲やオペラダイジェストを指揮し各種メディアに取り上げられた。
1999年、プーランクのモノオペラ〈人間の声〉の演出と音楽監督をつとめ好評を博す。同年フランスに渡りパリ・エコールノルマル音楽院ピアノ専攻科にてジャック・ラガード氏に師事。
2009年、秋田県横手市教育委員会の委嘱により、母校の横手市立十文字中学校の校歌を作詞作曲。
2010年には、横手市の委嘱により市民歌を作曲。
同年10月1日の市制五周年記念式典にて初演指揮を行なった。
精神科医としては、臨床経験から導き出した「頭/心=身体」という人間理解に基づき、薬物を用いずに、クライアントのポテンシャルを最大限に引き出す精神療法を行っている。
大学・専門学校等での講義や学会・カルチャーセンター等への出講の他、一般向けのセミナーや勉強会を独自に開催。
TV、ラジオ、雑誌、WebSite など各種メディアにも多数登場し、真に豊かに生きるための提言を積極的に行っている。
著書に、『「普通がいい」という病』、『反教育論』(以上、講談社現代新書)、『あなたの人生が変わる対話術』(講談社+α文庫)、『「私」を生きるための言葉』(研究社)、『仕事なんか生きがいにするな』(幻冬舎新書)『クスリに頼らなくても「うつ」は治る』(ダイヤモンド社)、ほか。最新刊に『「心=身体」の声を聴く』(青灯社)、『本物の思考力を磨くための音楽学』(yamaha music media)がある。