新しい時代に、最高の演奏陣容で贈る交声曲「海道東征」の決定盤!
日本音楽界の巨星、北原白秋と信時潔が
日本建国の神話を美しくも凛々しく描く音楽絵巻
●日本建国の神話を格調高く描いた世界に誇る名曲、交声曲「海道東征」は、1940年(昭和15年)の「皇紀2600年奉祝行事」のために書かれた日本初のカンタータです。
●当時山田耕筰らとともに日本の洋楽の礎を作った作曲家の信時潔によるこの大作、歌詞は、『日本書紀』や『古事記』の記述を元に詩人・北原白秋が手がけました。管弦楽、独唱、重唱、合唱、児童合唱が見事に組み合わされた大曲は、今や古典名曲として全国各地で演奏され、この曲の魅力が再評価されています。
信時潔:交声曲「海道東征」
第1章 高千穂
天地創造~日向・高千穂への称賛~カムヤマトイハレビノミコト(後の神武天皇)の東征決意
第2章 大和思慕
出帆前、大和への憧れ 古事記「大和は国のまほろば」からの引用
第3章 御船出
日の出、満ち潮。日向・美津港からの出帆 東征の始まり
第4章 御船謡
旅の安寧を祈る「祝詞」~ 掛け声と船謡調の掛け合い
第5章 速吸と菟狭
わらべ唄風の児童合唱が速吸(大分と愛媛の間の佐賀関海峡)での古の物語を、民は中世歌謡風の歌で菟狭
(宇佐地方)に上陸した一行を歓待する
第6章 海道回顧
宇佐の滞在ののち、筑紫の国、安芸の国、吉備の国を経て目指す、東への長き旅路
第7章 白肩津上陸
河内の国 白肩野津への上陸 ~ 豪族・長髄彦との戦闘
第8章 天業恢弘
イハレビコは大和の橿原で天皇に即位する。三種の神器への賛歌、日本の建国を讃える情景
信時潔:「学習院院歌」「海ゆかば」
録音:令和元年12月19日 東京芸術劇場におけるライヴ録音
指揮:北原幸男
管弦楽:東京交響楽団
ソプラノ:森谷真理/ソプラノ:盛田麻央/メゾソプラノ:小泉詠子
テノール:樋口達哉/バリトン:原田圭
合唱:東京混声合唱団(合唱指揮:キハラ 良尚)
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団(合唱指揮:掛江 みどり)