●クラシック・ファンの信頼を集める名門ドイツ・シャルプラッテンをはじめ、クラーヴェス、キング・インターナショナルの各レーベルから、名盤を厳選。
●国内初出LP・CDのジャケットデザイン&ライナーノーツ使用(一部除く)
●最新リマスタリング(192kHz 24bit高音質録音盤4点は除く)
ストラヴィンスキー:
バレエ組曲「プルチネルラ」(1949年版)
交響詩「うぐいすの歌」
ヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1981年6月23-25日(1)、1983年12月13-15日(2)、ドレスデン・ルカ教会
原盤:ドイツ・シャルプラッテン
[解説:藤田由之]
●ケーゲルは、古典派やロマン派の作品も数多くレパートリーとしているが、また、20世紀の音楽のよき理解者のひとりとしても知られている。とはいっても、われわれが知るものは、前衛的な書法を持つものではなく、ウェーベルンやオルフやストラヴィンスキーといったレパートリーであるが、それらを通じて、われわれは、また、マーラーを指揮しているケーゲルとの関わりも知ることになる。
それは、リズムなどにかなり明確なアクセントを与えて、シャープで凝縮された演奏をみせるケーゲルが、本質的にロマンティックな情感と色彩的な感覚をその底流においていると考えられるからであり、比較的小規模な編成による<プルチネルラ>の室内楽的構想と<うぐいすの歌>の独特の音色などに、
それをみることもできよう。(藤田由之)(ライナーノーツより)