奇跡の発見!諏訪根自子29歳。全盛期の録音がついにCDに!
ラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ベートーヴェン:レオノーレ序曲 第3番 作品72b
諏訪 根自子(ヴァイオリン)/上田 仁(指揮)東宝交響楽団
*1949年11月28日NHKラジオ第2放送『放送音楽会』放送音源<モノラル>
発行=NHKサービスセンター 発売=キングレコード
★NHKラジオ第2放送『放送音楽会』(1949年11月28日)に出演し東宝交響楽団(現・東京交響楽団)との共演でブラームスの「ヴァイオリン協奏曲」を演奏した音源がNHKアーカイブスにて保存されていました。ついに、諏訪根自子29歳、文字通り全盛期の録音がキングの最新技術で復刻したCDとして甦ります!しかも曲目は、1943年にクナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィルと共演したというあの曲、ブラームスです!
★本録音は1949年、アナログ・テープ録音に先立つ円盤録音の時代に、アセテート盤に収録されたもの。スクラッチノイズや、盤面切り替えに伴う音質変化もありますが、音自体は芯のしっかりした、充分鑑賞に耐えうるものです。オーパス蔵からの委託でマスタリングには定評あるキング関口台スタジオが音源修復等に最新の技術を施しました。つややかでしなやかで、気品高い諏訪根自子の美音がしっかりとらえられています。
★日本人最初の国際的ヴァイオリニストとして、激動の時代を生き抜いた諏訪根自子。その生き方そのままに、凛として神々しいまでに輝かしい名演奏をご堪能ください。
★1945年の終戦とともに帰国した諏訪根自子は、折から大衆娯楽産業の雄・東宝が文化芸術活動推進のために設立した東宝音楽協会と専属契約を結びますが、同協会には日本の交響演奏史に名を残した上田仁(うえだまさし)と発足間もない東宝交響楽団も所属していて、全国各地でベートーヴェン、ブラームス等の協奏曲を共演しています。
★本CDには1949年の同番組でいっしょに放送された「レオノーレ序曲第3番」も収録。ブラームス同様、演奏はカチッとした峻厳なもの。東宝交響楽団の実力や恐るべし。日本の交響演奏史に貴重な資料となりましょう。
【DISC1 CDアルバム】
1.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77-第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ
作曲:Johannes Brahms
2.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77-第2楽章:アダージョ
作曲:Johannes Brahms
3.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77-第3楽章:アレグロ・ジャコーゾ・マ・ノン・トロッポ
作曲:Johannes Brahms
4.序曲「レオノーレ」第3番 作品72b
作曲:Ludwig van Beethoven