岩井直溥
1923年10月2日生まれ。1947年、東京藝術大学器楽科(ホルン専攻)卒業。
藝大在学中よりトランペット奏者として所属の「アニーパイル・オーケストラ」で活躍。数々のバンドを経て、フランキー堺が新しく編成した「シティ・スリッカーズ」に相談役兼アレンジャーとして加わり、本格的なアレンジャーとしての活躍を始める。
「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」シリーズでは、それまで日本吹奏楽界にはなかったポップス、ジャズ、ロックなどの要素を取り入れることで、このジャンルに新しい風を吹き込んだ。
さらに全日本吹奏楽コンクールの課題曲の作曲は6曲に及び、1972年度「明日に向かって」、1976年「メイン・ストリートで」、1978年度「かぞえうた」、1989年度「すてきな日々」、2013年度『復興への序曲「夢の明日に」』等が発表されている。
ポピュラーを中心とした作・編曲は3000曲を超えており、その功績が認められ2012年度社会教育功労者として文部科学生涯学習政策局より表彰を受ける。