22 South Bound

神保彰

KICJ-774
2018.01.01 RELEASE ジャズ / KICJ-774 ¥3,000(tax out)

KING e-SHOP

サックスにリチャード・エリオット(イエロー・ジャケッツ/タワー・オブ・パワー)をフィーチャー!!

<収録曲>
1.Island Wind(アイランド・ウインド)
2.Alalaya(アララヤ)
3.Power Of A Smile(パワー・オブ・ア・スマイル)
4.Dragon Flower(ドラゴン・フラワー)
5.Jimboraila(ジンボレイラ)
6.Tango Del Sol(タンゴ・デル・ソル)
7.Pacific Triangle(パシフィック・トライアングル)
8.Shake It Out(シェイク・イット・アウト)
9.Golden Sunset(ゴールデン・サンセット)

All songs are produced, written, arranged & programmed by Akira Jimbo

<セルフライナーノーツ>
22 South Bound
LAX到着後、その足でカラバサスのヤマハオフィスへ。ドラムセットをピックアップし、グレンデールのトライトーンスタジオにセットアップ。早速翌日からレコーディングが始まりました。エンジニアは毎年お世話になっているタリー・シャーウッド。コミュニケーションがバッチリなので、何も言わなくても素晴らしいサウンドにしてくれます。エイブラハムは昨年受けた膝の手術の経過も順調で、普通に歩けるようになりました。オトマロはサイモン・フィリップスのバンドに加入して1ヶ月のヨーロッパツアーに出かける直前でしたが、スケジュールをやりくりして参加してくれました。初日に4曲、 2日目に5曲、まだ外が明るいうちに終了。いつもながら大変順調でした。

Island Wind(アイランド・ウインド)
アルバム冒頭は、前作”21”同様、リチャード・エリオットのテナーサックスをフィーチャーしました。骨太なブロウにすっかり惚れ込んでしまい、ここ3作連続で吹いてもらっています。実はこのレコーディング直前、腎臓結石で緊急入院。容態を心配しましたが、予定していた日程を後ろ倒しにして参加が実現。病み上がりとは思えない超絶なソロです。びっくり仰天!リズムはチャチャチャをベースにしながら、ファンキー度も高いです。Bセクションのゆったりしたメロディーに南の島の風を感じていただけたら嬉しいです。

Alalaya(アララヤ)
ここ2作ほど封印していたボーカルコーラスと、オトマロのエレクトリックピアノをフィーチャーした曲で、ラテン度高いです。ラテンリズムにはクラーベというコンセプトがあります。丁度交通ルールの右側通個左側通行のようなものです。2-3と3-2の2種類ありますが、この曲は3-2で進行します。シンプルなコードとシンプルなメロディー、3人のソロがそれぞれフィーチャーされています。

Power Of A Smile(パワー・オブ・ア・スマイル)
笑顔の持つ、人を幸せにする力を自分なりに曲にしてみました。ラテンとドラムンベースが合体したビート。リラックスした中にもエネルギー溢れる仕上がりで、曲想からアルバム後半かなと思っていましたが、あえて3曲目に持って来ました。メロウなエイブラハムのソロ、続くオトマロのリリカルなピアノにメロメロです。

Dragon Flower(ドラゴン・フラワー)
怪しい笛の音で始まります。昨年2月のリー・リトナーの日本ツアーにオトマロと一緒に参加した際、アントニオ・カルロス・ジョビンのストーンフラワーを速いテンポで演奏しました。バイヨンというブラジル南部のリズムを用いた曲で、もともとはゆったりとしたテンポなのですが、速いバイヨンもかっこいいなと思ったのがきっかけで出来上がった曲です。オトマロにはすっかりお見通しでした。なにせタイトルがタイトルなので。変なコードと変なメロディー。ストーンフラワーをご存知ない方は、3年前に出たCTIカバーアルバム、Jimbo De CTIに入っているので、是非聴いてみて下さい。

Jimboraila(ジンボレイラ)
Jimbombaに始まり、Jimbo Gumbo、Jimbo Jamboreeと続いたJimboシリーズ、暫く封印していました。というかネタ切れでした。新ネタを思いついたので、性懲りも無くまた作ってしまいました。チャチャチャのリズムと軽快なメロディーに、お約束のコーラスも。水を得た魚のような素晴らしいオトマロのピアノソロ、全長40センチのおもちゃのようなベース(ウクレレベース)から信じられないグルーヴを生み出すエイブラハム、聴き所満載のトラックです。

Tango Del Sol(タンゴ・デル・ソル)
厳密にはタンゴのリズムではないのですが、メロディーラインに南米アルゼンチンの風を感じるので、スペイン語のタイトルが付きました。個人的にとても気に入っている曲です。オトマロの哀愁たっぷりのピアノソロが絶品です。

Pacific Triangle(パシフィック・トライアングル)
ここ12年連続で、エイブラハムとオトマロと一緒にアルバムを作っているのですが、エイブラハムはメキシコ、オトマロがベネズエラ、日本と線で結ぶと太平洋上に三角形が出来事からタイトルのアイデアが浮かびました。結構ややこしい曲なので時間がかかるかと思っていましたが、あっという間に出来上がって拍子抜けしました。

Shake It Out(シェイク・イット・アウト)
これもチャチャチャのリズム。今回はチャチャチャの曲がメチャ多いです。チャチャチャメチャメチャチャチャメチャチャ。新早口言葉。リチャードのソプラノサックスがメロディーを歌い上げます。

Golden Sunset(ゴールデン・サンセット)
海に沈む太陽を見ているとなぜか優しい気持ちになります。ゆったりとしたラテンリズムに乗ってオトマロのエレクトリックピアノがメロディーを歌い上げます。実に気持ちよいです。1曲目で一日が始まり、この曲で日が暮れる。ストーリーのあるアルバムに仕上がりました。

神保彰(2018吉日)