波多野睦美&大萩康司

KICC-1457

波多野睦美(メゾソプラノ)
英国ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科修了。シェイクスピア時代のイギリスのリュートソングでデビュー。
以来、レパートリーと活躍の場を広げ、バッハ「マタイ受難曲」、ヘンデル「メサイア」などの宗教作品、オラトリオのソリストとして寺神戸亮、鈴木雅明、C.ホグウッド指揮他のバロックオーケストラと共演、国内外で多くのコンサート、
音楽祭に出演。オペラではモンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」オッターヴィア、パーセル「ダイドーとエネアス」ダイドー、モーツァルト「イドメネオ」イダマンテなどを演じ、深い表現力で注目される。
また広い世代の作曲家から厚い信頼を得て、間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、オペラ「ポポイ」、サイトウキネン武満徹メモリアル、水戸芸術館「高橋悠治の肖像」、サントリーホール「作曲家の個展 権代敦彦」など、現代音楽の分野でも活躍。
放送では「NHKニューイヤーオペラ」「名曲アルバム」「BSクラシック倶楽部」「題名のない音楽会」等に出演。古楽器との共演による「イタリア歌曲集」、サックスとピアノのトリオ「風ぐるま」1&2など多数。
最新のソロCDは高橋悠治のピアノによるシューベルト「冬の旅」。

大萩康司(ギター)
高校卒業後にフランスに渡り、パリのエコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。ギター国際コンクールとして世界最高峰とされるハバナ国際ギター・コンクール第2位、合わせて審査員特別賞「レオ・ブローウェル賞」を受賞。
その後4年間イタリアのキジアーナ音楽院でオスカー・ギリアに師事し、4年連続最優秀ディプロマを取得。ルネサンスから現代曲まで多彩なレパートリーを持ち、ソロ、室内楽、協奏曲と幅広く取り組んでいる。
2015年から3年にわたってハクジュホールで行ったセルフプロデュース「ギターと声」で波多野睦美との共演によるカステルヌォヴォ=テデスコ「プラテーロとわたし」全曲演奏(2016)や権代敦彦作曲「愛と死」のヴォーカルアンサンブル“ヴォ
クスマーナ”との共演による世界初演(2017)など、その活動は多岐に渡る。
第6回ホテルオークラ音楽賞、第18回出光音楽賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授。これまでに15枚のCDおよび2枚のDVDをリリース。

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